自動車購入術>商談の最後で、5万円分の得をする！txt

こうして、「値引きの3大要素」のひとつひとつが分解され、
シンプルに見やすいものとなったはずです。

「オプションそのほか諸費用」についてはオプションを削るだけ削ってしまいましたが、
「車両本体価格値引き」と「下取り車査定額」がそれぞれ目標の金額に近づけば、よしとします。

ノルマを抱えた営業マンとしては、
月末でもあるし、ここは仕方ないという気持ちで、
こちらの予定してきた値引き額にかなり近い線を出してくれるでしょう。

ここでいったん日を改めるなり、時間を置くなりしてください。
残すはいよいよラストの交渉のみ、
そこで最後の一押しをスマートに決めましょう。

前回諦めていたオプションのいくつかを、
ハンコを押す条件に持ち出すのです。

ここでも、けっしてごり押しにならないようにしてください。
「さっきはいらないと言った○○なんだけど、妻がどうしてもっていうので」
なんて、自分とはさも関係のないふりをして言い出します。

営業マンも月末までの残り日数を睨みながら、
きっと少々の無理は聞いてくれるでしょう。
手ごわい客だなあ、と思いながらも、
それは嫌な気分としては残りません。
なぜなら、ただの一度もこちらから無理をいったり、
ごり押しをしたことがないのですから。
これこそが、「ディーラー訪問前の準備で決まる値引き術」の真骨頂でもあるのです。